心配しないでね 

 

さりげなく言われたので驚いた

驚いたことは隠して

心配してないよ

と すぐに応えた

 

 

心配しないでね

の声の響きがとても穏やかだったので

ああ、もう大丈夫なんだ

心配かけたことを気にしてくれているんだと安堵したけど

 

それがほんとうにちゃんとできるんだろうか

昨日はそんなこと言っていたけど

やっぱり楽しくなっちゃって

そんなことも忘れちゃうんじゃないだろうか

などとまた考えている

 

考えてはいけないのだけど

考えても仕方ないらしいけど

 

人間って考える生き物じゃなかったっけかと

今思った

 

単細胞のがしあわせか